2010年12月8日、韓国紙・朝鮮日報が「韓国は中国の真意をはかれるようにならなければならない」との記事を掲載した。中国・環球時報が11日付で伝えた。

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記事を書いたのは韓国知識経済部のチェ・ギョンファン長官。韓国にとって中国は、政治的に見れば朝鮮半島への大きな影響力を持つ国として、また経済的には最大の貿易相手国としても特別な国と位置付けられる。11月に行われたG20でも両国の関係はさまざまな局面で重視されるようになったが、真に深く密接な関係を築くには双方がこれまで以上に努力することが必要だと指摘。

韓国は中国の急成長初期から多くの企業が投資を行い、これまでに2万企業が中国現地の就業機会増大と経済発展に寄与してきた。中国からも毎年150万人の観光客が韓国を訪れるようになるなど、関係が深まっているにもかかわらず、中韓双方がお互いの意思を十分把握できていないことが多いと記事は指摘している。「中国のメガトレンド」の著書でも知られる米国の未来学者ジョン・ネイスビッツ氏は「今後、世界の中心は間違いなく東アジアになる。韓国はアジア初のG20開催国として十分に魅力的なパートナーであるゆえ、中国との親交を深める絶好の機会を逃さないように」としている。

韓国政府は近く、中国に関する専門部署を設ける。今後さらに中国の意図をはかれるような態勢をつくり、中国を観察・理解し、中国を感化させるような努力を行うべきだと記事は主張している。（翻訳・編集/岡田）