Record China 2010年12月18日(土) 0時41分
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16日、中国で結婚や恋愛に関する全国調査の報告書「2010全国結婚・恋愛調査報告」が発表され、男女間での結婚観のギャップが婚期を遅らせていることが分かった。写真は中国で大人気のお見合い番組の収録現場。
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2010年12月16日、瀟湘晨報によれば、中国で結婚や恋愛に関する全国調査の報告書「2010全国結婚・恋愛調査報告」が発表され、婚期を遅らせている原因として「交際範囲が狭い」「積極性が足りない」「仕事が忙しい」以外に、男女間で結婚に対する考え方にギャップがあることが明らかになった。
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調査は全国婦女連合会中国婚姻家庭研究会が、結婚紹介サイト「百合婚恋網」と協力して行った。その結果によれば、女性の7割が「男性は持ち家がなければ結婚できない」と考えており、これが婚期を遅らせる最大の原因になっているという。一方、男性側は家を持っていなければ結婚できないと考えている人は48.2%にとどまった。
「女性の結婚適齢期は25〜27歳」と考えている人は、男性の59.9%、女性の62.4%を占めるが、およそ3割の男性はそれよりも若い20〜24歳の女性との結婚を希望している。その一方、女性の2割が「自分が最も魅力的な時期は28〜30歳」と考えている。しかし、27歳以上の女性との結婚を希望する男性は8%未満にとどまり、男女間で適齢期の概念で明確な差が見て取れた。
調査対象は主に1970〜89年生まれだが、実は若年層になるほど結婚観は伝統回帰の傾向が強いという。「愛のない夫婦は離婚すべきだ」「親に結婚を反対されても最終的には自分で決断する」といった項目に“ノー”と回答した割合は、若くなるほど上昇する。“個性尊重”“自由奔放”とされている中国の一人っ子世代だが、こと結婚になるとなぜ保守的になるのか?その理由として、専門家は、彼らの世代は独立心に欠け、両親への依存度が強く、特に経済的援助を必要としているため親の言うことには逆らえない、また、離婚には相応のコストがかかることを知っているため、経済的痛手を負うよりも結婚生活を無理してでも続けることを選ぶ傾向があるという。(翻訳・編集/岡田)
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