Record China 2010年12月20日(月) 10時4分
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13日、中国建築市場が外国人建築家の活躍の場となっている、と米紙が指摘した。写真は北京市に建てられた中国中央テレビ(CCTV)ビル。
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2010年12月13日、米ワシントンポスト紙が「外国人建築家が中国の地平線に印章を」と題したコラムを掲載、中国建築市場が外国人建築家の活躍の場となっていると指摘した。17日付で環球時報が伝えた。
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記事によると、西側諸国では経済の停滞による資金難などから建築プロジェクトの延期・予算縮減などが行われる中、中国ではオフィスビル、マンション、展示場、体育館、高速鉄道駅や100近い空港が次々建設されており、建築市場は盛況を呈している。不況から苦境に立たされている多くの欧米建築家にとって、中国は彼らに新たなチャンスをもたらすだけでなく、建築家として生き延びることができるかどうかの生命線ともなっているという。
90年代には外国の建築家たちの中国進出が始まっていたが、そのピークは2001年からで、米国の建築市場にかげりが見えてきた時期とも重なる。中国政府の予測によると、向こう15年間で米国の人口に匹敵する3億人が都市に住むようになるとみられていること、米国では9・11同時多発テロ以来、超高層ビル建設に二の足を踏むようになったことなども相まって、中国は米国人建築家にとって巨大建造物を建てられる「楽園」となっているという。
更に、中国は外国の建築家が最大限の才能を発揮できるというだけでなく、「人々が建築の流行に対して先入観がない」ということも、若い建築家が新しい概念を試すことのできる環境を醸成している、と米SOM建築設計事務所の中国部門ディレクター・周学望(ジョウ・シュエワン)氏は分析。一方、中国の文化や伝統を無視し、中国を奇妙な建築物の展示場に使われることに危惧を抱く声もある。清華大学の教授で著名な建築家の彭培根(ポン・ペイゲン)氏は「彼らは中国を新型兵器の実験場にしている。彼らは自国では過去も現在も未来も、こんな拙劣な建築物を建てることはない」と痛烈に批判した。(翻訳・編集/中原)
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