3割以上の都市住民、基準値超える大気汚染環境の生活を強いられる―中国

Record China    2010年12月23日(木) 20時16分

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21日、中国の都市住民の30%以上が基準値を超える大気汚染環境での生活を強いられているという。写真は深刻な大気汚染で知られる甘粛省蘭州市。

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2010年12月21日、中国新聞社によると、中国環境保護部の周生賢(ジョウ・ションシエン)部長は、中国の都市住民の30%以上が基準値を超える大気汚染環境での生活を強いられていると指摘した。

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周部長は、第11次五カ年計画(2006〜2010年)における主要汚染物質排出量10%削減目標が達成され、二酸化硫黄(SO2)は14%以上、COD(化学的酸素要求量)は12%以上の削減が実現されることが予測されていると話した一方で、これらは局地的な改善に過ぎないとの見方を示した。全体的な改善にはほど遠く、環境を取り巻く情勢は依然としてきわめて厳しいという。

人々が新鮮な空気を吸い、清潔な水が飲めるようになることは社会の発展にとって最低限の要求だとする周部長は、「根本的な環境改善には主要汚染物質排出量の削減への継続的な取り組みしかない」と話し、環境政策への手詰まり感を示唆した。(翻訳・編集/岡田)

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