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中国中央電視台の番組「焦点訪談」は、河北省秦皇島市昌黎県のニセワインメーカーの特集を放送した。中には一切ブドウを使わないニセワインメーカーまであったという。写真は2004年、山西省。押収されたニセワイン。
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2010年12月、中国中央電視台の番組「焦点訪談」は、河北省秦皇島市昌黎県のニセワインメーカーの特集を放送した。25日、シンガポール華字紙・聯合早報が伝えた。以下はその抄訳。
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ワイン産地として知られる昌黎県には大小100社近いメーカーが集まっている。中には出荷価格が1本5元(約63円)という激安ワインもあるという。ただし安いものにはそれなりの理由がある。
なんと問題の激安ワインの原材料のうちワインはたったの20%。残る80%は水だという。そこに色素や添加剤を加えることで「ワインっぽい味」に仕上げているのだとか。さらに別のメーカーでは完全にブドウを使わないニセワインを販売している。水とアルコール、香料、色素だけで製造されているという。
今や昌黎県ではニセワインビジネスが大流行。原料となるアルコール販売や添加物、色素の販売も好調だ。専門家によるとニセワインには有害物質が含まれている可能性もあるほか、低品質の製造法により頭痛や心臓への影響まで懸念されるという。番組放映を受け、河北省政府はニセワインメーカーの閉鎖を指示。調査の上、処罰すると約束した。(翻訳・編集/KT)
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