Record China 2010年12月29日(水) 7時5分
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英誌エコノミストは中国経済の未来に関する予測記事を掲載した。急成長を続ける中国だが、米国との差はなお大きく、逆転はまだまだ先だと分析している。写真は中国の工場。
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2010年12月、英誌エコノミストは中国経済の未来に関する予測記事を掲載した。急成長を続ける中国だが、米国との差はなお大きく、逆転はまだまだ先だと分析している。26日、投資者報が伝えた。以下はその抄訳。
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日本を抜き世界2位の経済大国となった中国。しかしそのGDPは米国の40%に過ぎず、米中逆転までの道程はなお遠い。11月、スタンダード・チャータード銀行は2020年の米中逆転を予想した。過去10年の平均成長率(中国は10.5%、米国は1.7%)を機械的に当てはめると、2022年に米中のGDPは逆転する。
もっとも過去の数字だけで未来を予想することはできない。1980年代にはほぼすべての予測が将来の日米逆転を予想していたことがその例証となろう。今後、中国の労働人口は減少するため、成長率鈍化も予想されている。
エコノミストの予想によると、今後10年間の年平均成長率は中国7.75%、米国2.5%。インフレ率は中国4%、米国1.5%。さらに人民元の対ドルレートは年3%ペースで上昇すると分析した。この予測が正確ならば2019年に米中逆転は実現する。
ただし注目するべきは米中が逆転したとしても、1人当たりGDPで見れば、米国は中国の4倍と圧倒的に裕福である。もっとも中国人もこの数字を嘆くことはないだろう。逆に米中逆転が達成したその時には大喜びとなるはずだ。(翻訳・編集/KT)
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