2010年12月28日、香港の映画製作会社・銀都機構有限公司（Sil-Metropole Organization Ltd．）の創立30周年パーティーが北京市で行われ、ウォン・カーウァイ（王家衛）監督、トニー・レオン（梁朝偉）、チャン・ツィイー、韓国人女優のソン・へギョらが出席した。騰訊娯楽網が伝えた。

【その他の写真】

銀都機構の創立30周年パーティーには、ウォン・カーウァイ監督の最新作「一代宗師」に出演しているトニー・レオン、チャン・ツィイー、ソン・へギョらが登場。この日のステージでは、ツィイーとソン・へギョによる中韓人気女優の艶やかな競演が取材メディアの目を集めた。

「一代宗師」は、ブルース・リーの師匠・葉問（イップ・マン）を描くカンフーアクション作品。主人公の葉問をトニー、その妻をソン・へギョ、さらにカンフー達人の女傑をツィイーが演じるが、詳細は明らかにされないまますでに1年以上も撮影が続いている。

ツィイーによると、昨冬は中国東北部で零下30度の寒さの中で撮影を敢行したというが、スタッフらも「まさか来年まで撮影を引っ張らないだろう」とぼやいていたら、今年はその“予言”どおりになっていた、と笑顔。中国映画は初挑戦のソン・へギョは、クランクイン当初は周囲になじめなかったものの、ウォン監督の気遣いのおかげで軌道に乗れた、と話していた。

今も謎だらけの「一代宗師」だが、ウォン監督は相変わらず、そのストーリーやクランクアップ時期、上映時期、その他出演者について、固く口を閉ざしている。（翻訳・編集/Mathilda）