2010年の華流芸能界を最も騒がせたのは恋愛・結婚関係のニュースではなかったろうか。何年も結婚を隠していた清純派アイドルに、出会いから3週間で電撃婚約を決めた女性タレントまで、レコードチャイナ編集部がセレクトした10大ニュースをご紹介する。第5回は、交際3年の恋人と婚約するや、撮影中の事故で半身火傷の重傷を負ってしまったS．H．Eのセリーナ。

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台湾のトップアイドルユニットS．H．Eの一員として活動してきたセリーナ(任家萱)には3年前より一般人の恋人がいたものの、立場的にそれを明かすこともできず、ひそかに愛を育む日々を送っていた。

お相手のリチャード・チャン(張承中)さんは、米国留学も経験した優秀な弁護士。芸能人の恋人として目立つのも嫌いなタイプのようだが、今年5月末、S．H．Eのコンサート会場に現れた彼は、客席からセリーナに向け「奥さん、愛してるよ！」と叫ぶサプライズを贈った。セリーナの両親や所属レコード会社、S．H．Eのメンバーを巻き込んでの大胆な愛の告白に、「これでやっと関係を公にできる」と感涙にむせんだセリーナ。9月には正式な婚約も済ませ、来年4月に挙式を行う予定となっていた。

しかし運命は残酷だった。婚約から1カ月あまりの10月下旬、上海でドラマ撮影中のセリーナは、現場に仕掛けられた爆薬の誤爆によって半身火傷を負うという大惨事に巻き込まれた。一命は取り留めたものの、芸能活動の復帰もめどが立たないほどの重傷だった故、予定通りに挙式が行えるかどうかも定かではなくなった。まだ自力歩行もままならず、皮膚移植を行った腿をはじめ、顔や背中の火傷痕も痛々しく、精神的につらすぎる日々が続いている。そんな中、病室のセリーナは婚約記念の写真を眺め、励みにしたり、はたまた泣き崩れたりしているという。(編集/愛玉)