<2010年中国10大ニュース・3>発生から2年、「毒ギョーザ事件の容疑者逮捕」

Record China    2010年12月31日(金) 4時37分

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2010年に中国で起きた象徴的な10の出来事を「2010年中国10大ニュース」として振り返る。3つ目は中国製冷凍ギョーザ中毒事件の容疑者逮捕。資料写真。

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2010年は日中関係が大きく揺れ動く一年となった。中国国内でも災害や万博開催など、さまざまなニュースがあった。象徴的な10の出来事を「2010年中国10大ニュース」として振り返る。

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3つ目のニュースは中国製冷凍ギョーザ中毒事件の容疑者逮捕。中国の警察当局は3月、ギョーザの製造元である天洋食品(河北省石家庄市)の元臨時職員・呂月庭容疑者(リュー・ユエティン、36歳)を拘束したと発表した。当局の発表によると、工場の給与と待遇への不満が犯行の動機だった。勤務中に隙を見て冷凍室に忍び込み、冷凍ギョーザ製品に注射器でメタミドホスを混入させた容疑が持たれている。

事件は08年に日本で発生。河北省の天洋食品工場で製造された冷凍ギョーザを食べた千葉県と兵庫県の家族が下痢や嘔吐などの中毒症状を訴え、警察当局の鑑定によりギョーザから有機リン系殺虫剤メタミドホスが検出された。その後、同工場が製造した別の冷凍ギョーザの袋からも日本で使用が禁止されているジクロルボス、パラチオン、パラチオンメチルなど毒性の強い殺虫剤が検出された。(編集/TH)

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