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地盤沈下のため、仮設テントでの避難生活を余儀なくされる住民たち。村の地下にある鍾乳洞の一部が破損したことが原因と見られている。
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2007年1月4日、広西(こうせい)梧州(ウージョウ)市の海傑(ハイジエ)村では、地盤沈下のため、42世帯約300人もの住民が仮設テントへと避難した。安全が確保されるまでの間、住民たちは仮設テントでの暮らしを余儀なくされる。
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地盤沈下が発生し始めたのは、2006年12月29日の午前1時ごろのこと。村の広い範囲で地盤沈下が発生し、多くの建物で壁に亀裂が走ったり、損傷などの被害が出ている。建物の倒壊の恐れもあることから、この日、住民たちの緊急避難が行われた。なお、死亡者は出ていない。
調べによると、村の地下には巨大な鐘乳洞が存在しているという。この鐘乳洞の一部が破損し、内部の地下水が流れ出たため、鐘乳洞内部の圧力が変化し、広範囲の地盤沈下を誘発したと見られている。
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