2011年1月7日、英BBCの中国語サイトによると、中国政府はレアアース（希土類）の開発・採掘に関する厳しい環境保護基準「レアアース工業汚染物排出基準」の公布を準備しており、まもなく関係当局が認可する見込だという。

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新基準では、レアアース関連企業のアンモニア態窒素の排出量を厳格に規定しており、関係者は「この基準が実施されれば中国のレアアース関連企業の90％が基準を達成できないだろう」と予想している。

政府関係者は「基準違反企業を直ちに操業停止にすることはなく、設備改造のための十分な時間を与える」と語っているが、採掘コスト上昇による輸出価格の値上がりは避けられないとみられている。

現在、世界のレアアース産出量の97％を中国が占め、各国が中国の輸出に頼っているのが現状。中国政府はすでに「2011年のレアアース輸出量を10％削減する」と宣言しており、これに加えて環境基準の強化が実施されることによって、各国へのさらなる影響が懸念される。（翻訳・編集/HA）