Record China 2018年1月15日(月) 8時30分
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13日、韓国で大卒以上の高学歴者が高卒者よりも就職が難しいという逆転現象が起きていることが明らかになった。写真は韓国・ソウル。
2018年1月13日、韓国統計庁の経済活動人口調査結果から昨年の失業率をみると、大卒以上が4.0%で高卒(3.8%)より0.2ポイント高く、大卒以上の高学歴者が高卒者よりも就職が難しいという逆転現象が起きていることが明らかになった。このような結果となったのは、2000年に失業率の集計を開始して以降で初となる。韓国・聯合ニュースが伝えた。
昨年基準の失業者数をみると、大卒以上は50万2000人となり、高卒(40万9000人)より9万人以上多かった。また、学歴を問わず集計した昨年の全体の失業率は3.7%であり、大卒以上の失業率はこれより0.3ポイント高かった。大卒以上の失業率が全体の失業率よりも高くなったのは、02年(0.4ポイント)、13年(0.2ポイント)に続き昨年が3度目だ。
統計庁雇用統計課のビン・ヒョンジュン課長は「大卒者が増加しているが、それに見合った雇用が不足しており、(大卒者が)失業状態に移行することが最近の状況とも符合しているようだ」と述べている。
この報道を受け、韓国のネットユーザーからは5000件を超えるコメントが寄せられており、この問題への関心の高さがうかがえる。
コメント欄には、「高卒者は職業を選ばずに就職するから失業率が低いのではないだろうか」「以前は大学を卒業しなかったら大変なことになると思っていたが、今は逆に大学には行かないほうがいいような気がしている」「高卒の方が給与を低く抑えられるから、職が多いんじゃないかな」など、高卒の失業率が低いことに関連した意見が並んだ。
また、「大学が多すぎるからな」「不必要な大学はなくせ」「半分以上の大学は不要」など、大学が多すぎることが問題とする声もみられた。
その他に、「就職できるかどうかが問題であって、最終学歴は関係ない」「大卒の実感失業率は40%以上だ」「30歳を超えたら、工場の臨時工の職もなくなった」などとするコメントもあった。(翻訳・編集/三田)
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