2011年1月11日、中国広播網によれば、2010年に中国で粉ミルクの輸入量が過去最高を記録したことがわかった。中国中央人民広播電台のラジオ番組・中国之声が伝えた。海外ブランドの粉ミルクが徐々に中国市場に浸透しつつある。

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10日に終了した中国乳幼児粉ミルク品質安全・全産業チェーンモデルシンポジウムにおいて、中国農業部乳業管理弁公室の関係責任者が詳細を明かした。有害物質メラミンが混入した「粉ミルク汚染事件」の起きた2008年を境に、海外ブランドの輸入が増え、2010年1〜11月までで粉ミルク輸入量が過去最高の37万600tになったと、

2010年の時点で国内産と海外産のシェアはともに50％となっており、2011年には逆転すると見られている。事件の起きた2008年までは、中国国内ブランドのシェアは60％以上を占めていた。こうした好況にのって、輸入粉ミルクは40％という高い利益率をむさぼっているという。（翻訳・編集/岡田）