Record China 2011年1月24日(月) 11時9分
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22日、河南省鄭州市東部で建設が進められている新都市計画。故黒川紀章氏の立案・設計のこの巨大プロジェクトを、米メディアは「中国最大のゴーストタウン」と指摘した。写真はその鄭東新区。
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2011年1月22日、河南省鄭州市東部で建設が進められている新都市計画・鄭東新区。この中国中部最大の大型未来都市プロジェクトを、米メディアが「中国最大のゴーストタウン」と指摘したという。中国経営報が伝えた。
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米国のインサイダービジネス電子版は昨年12月、鄭東新区の衛星写真を掲載。林立する高層ビル群をすべて「空っぽ」と説明したうえで「中国最大のゴーストタウン」とのタイトルをつけた。この記事に対し、地元の鄭東新区管理委員会は猛反発。同委員会は「鄭東新区商業区域(CBD)の入居率は90%に達しており、常住人口も30万人を突破した」と主張している。
だが、この記事より1カ月前に発表された河南省・河南財経政法大学の学生12人による市内物件の空室率調査結果によると、鄭東新区の商業住宅空室率は約55%で、他の市内5区の空室率より20%も高い。鄭東新区の給水センターで働く職員によると、同新区の入居率は東に行くほど低く「40%もあれば良いほう」だと証言する。
2001年の国際コンペで日本の著名建築家・黒川紀章氏が立案設計したデザインを「高度な理念と個性的な魅力を兼ね備えている」として採用した鄭東新区。2003年の着工以来、高層ビルや大型商業施設などの建設が着々と進んでいるが、その不動産価格は上がる一方。オフィス物件は、販売価格も賃貸価格も隣接区の約6倍で全市最高。2011年下半期に売り出される住居物件は、1平米当たり1万元(約12万5000円)から1万5000元(約18万8000円)で、鄭州市中心部の平均販売価格の2〜2.5倍に相当するという。(翻訳・編集/本郷)
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