2011年1月25日、香港紙・文匯報によると、世界で最も住宅を手に入れにくい都市は香港であることが分かった。2010年の香港の住宅価格は、世帯所得の中央値の11．4倍に上ったという。人民網が伝えた。

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米調査会社デモグラフィアの調査報告で明らかになった。同社によると、世帯所得の中央値の5．1倍を超えると「負担が厳しい」レベルに達するが、香港のほかオーストラリア、カナダ、アイルランド、ニュージーランド、英国、米国の各大都市がこれに該当した。調査対象の325都市のうち最も厳しいレベルだったのは香港で、平均的な住宅価格が世帯所得の中央値の11．4倍に上った。2位以下はオーストラリア・シドニー（9．6倍）、カナダ・バンクーバー（9．5倍）。

報告は、香港の住宅価格がこの2年で50％以上上昇した理由について、銀行が住宅ローン利率を過去20年間で最低の水準に引き下げたこと、中国本土からも大勢買いに来たことを挙げている。（翻訳・編集/NN）