中国の動画での国家イメージ宣伝、手法は西側そっくりだが内容はよい―香港メディア

Record China    2011年1月27日(木) 8時59分

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25日、米NYのタイムズスクエアで放送されている「中国国家イメージ動画―人物編」について、香港フェニックステレビの何亮亮解説員が解説した。写真は国家イメージ動画に出演している中国を代表する女優、チャン・ツィイー(章子怡)。

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2011年1月25日、米ニューヨーク市タイムズスクエアで放送されている「中国国家イメージ動画―人物編」について、香港フェニックステレビの何亮亮(ホー・リアンリアン)解説員が解説した。

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専用の巨大スクリーンで大々的に放送されている同動画は、中国国務院新聞(報道)弁公室が制作したもの。譚盾(作曲家)、郎朗(ピアニスト)、袁隆平(科学者、「ハイブリッド米の父」)、楊利偉(中国初の宇宙飛行士)、姚明(プロバスケ選手)ら著名人と一般の中国市民とが登場する。 動画の長さは60秒。1時間に15回、1日に300回の放送。2月14日までの期間限定となっている。

何解説員はこれについて、「非常に面白い」と感想を述べた上で、「国家イメージという概念や屋外の巨大スクリーンを使って宣伝するといったやり方は、西側そのもの。中国もこうしたものを取り入れるようになったということだ。評価はどうあれ、まずは人物の紹介から始めたのは正しいと思う。今後は米国だけでなく、欧州や中南米などで展開しても良いだろう」と評価した。

また、良好な国家イメージの形成に成功した例として日本を挙げ、「日本は戦後、米国の保護を受け、自らは軍事費を支出せず、国内情勢も安定していたため、長い間の繁栄を保つことができた。ソフトパワーが強い日本のイメージといえば、高品質の象徴であるメイド・イン・ジャパン。トヨタホンダ、ファッションや日本料理などあらゆるものに高品質・高級なイメージがある」と指摘した。

その上で、国家イメージを作り出すのは政府の努力もさることながら、日本のように民間の力も必要だとし、例えば、火薬アーティストとして世界的に有名な蔡国強(ツァイ・グオチアン)氏のような芸術家も中国のイメージ形成に大きな役割を果たしている、と述べた。(翻訳・編集/NN)

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