首都・北京、“中国版ウォールストリート”の様相―シンガポール紙

Record China    2011年1月28日(金) 5時24分

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22日、シンガポールのザ・ストレート・タイムズ紙が「中国の首都・北京市はなぜ金融都市として扱われないのか?」と題した記事を掲載した。写真は北京金融街(BFS)。

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2011年1月22日、シンガポールのザ・ストレート・タイムズ紙は「中国の首都・北京市はなぜ金融都市として扱われないのか?」と題した記事を掲載した。上海市は浦東新区に金融街が形成されつつあり、世界10大金融センターとしても数えられるようになっているが、実はその背景には、北京市の存在が大きく影響しているという。新華網が25日付で伝えた。

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政策決定の中心でもある北京市は2008年に「国際的影響力を持った金融センターへと成長させる」ことを宣言。以来、わずか2年間で金や石油など新たに10カ所の取引所を設け、投資企業など400社余りの誘致に成功した。上海市は、その北京市の高い競争力を背景に市場規模を拡大させている。国際的金融センターに関するある調査によると、北京市の競争力はこの2年間で25%も上昇したが、上海市は16%増にとどまった。政府のお膝元・北京には権力とお金の両方が集まってくるからである。

しかし、「北京市が名実ともに上海市を上回るには大規模な資本市場を欠いている」と記事は指摘。大規模な資本市場を形成できなければ、上海にも香港にも追いつくことはできないとしている。(翻訳・編集/岡田)

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