Record China 2011年1月31日(月) 17時34分
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30日、中国紙は、温家宝首相が国家信訪局を訪れ、一般市民の陳情に耳を傾けたことに各方面から注目が集まっていると報じた。写真は10年6月、ワクチン接種後に死亡したり後遺症が残ったりした子どもの親が全国各地から北京に集まり、中国衛生部前で抗議行動を行った。
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2011年1月30日、中国紙・環球時報は、温家宝(ウェン・ジアバオ)首相が24日、国家信訪局を訪れ、一般市民の陳情に耳を傾けたことに各方面から注目が集まっていると報じた。中国の首相が陳情者と直接交流するのは1949年の建国以来、初めてのこと。
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27日付香港の英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは「希望それとも宣伝?」と題した記事で、温首相の同局への訪問は地方官僚主義に対する警告だと報じた。それによると、地方からの陳情者はこれまで社会の安定を脅かす存在だと疎まれてきたが、首相が出向いて直接耳を傾けたことに「希望の光が見えてきた」と歓迎する声が多かった。一方で、中国政法大学の王建[員力](ワン・ジエンシュン)教授は、「これは民衆の訴えをないがしろにしてきた地方官僚への警告だ。政府が社会の不満を減らし、ピリピリした雰囲気を和らげようと努力していることが伺える」と指摘した。
また、英紙インデペンデントも27日付で「中国指導者が驚くべきことに“いじめ”を受けた市民を訪問した」と報道。土地の徴用や警察官による不当な行為、役人の腐敗や物価高などへの不満を抱えた民衆に対する政府の強い関心を示すため、中国首相が異例の一歩を踏み出したと伝えた。(翻訳・編集/NN)
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