<中華経済>円高で自動車部品産業に商機―中国

Record China    2011年2月1日(火) 5時31分

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31日、日本の自動車メーカーが急激な円高への対応に苦慮する一方で、中国の自動車部品産業に商機が訪れている。写真は南京汽車集団の生産ライン。

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2011年1月31日、日本の自動車メーカーが急激な円高への対応に苦慮する一方で、中国の自動車部品産業に商機が訪れている。日本国内の需要減少と円高による損失拡大を避けるため、完成車の組立てだけでなく、部品までも海外で生産・調達する傾向が強まっているためだ。中国の各メディアが伝えた。

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広汽集団との合弁を進める三菱自動車は、2013年までの中期計画として海外市場での生産を現在の44%から54%まで拡大し、中国など新興国で小型車「グローバルスモール」を生産すると発表。日産も10年から「マーチ」を中国国内での生産に切り替えた。今後は一部の高級車も中国で現地生産する可能性があるという。

集団の曽慶洪総経理によると、全体の7−8割を占める部品コストの削減は最重要課題。欧米の自動車メーカーは部品調達に入札を利用するが、日系メーカーは特定の部品メーカーとの結びつきが強く、他社が進出するのは容易でなかった。しかし現在は円高が10%以上進んだおかげで中国メーカーへの生産移転や投資が急増し、大きな商機になっている。(翻訳・編集/JX)

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