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中国人“教育ママ”、米国で話題呼ぶ背景には中国の台頭に対する不安―中国メディア

Record China    2011年2月3日(木) 8時58分

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1月31日、今年1月初めに米国で出版されたイェール大教授エイミー・チュア氏の著書が話題となっているが、その背景には中国の台頭におびえる米国人の心理が存在するという。写真はまもなく母親となる中国人女性たち。

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2011年1月31日、青年時報によると、今年1月初めに米国で出版され話題となった、イェール大教授エイミー・チュア氏の著書「Battle Hymn of the Tiger Mother(虎の母の軍歌)」だが、その話題の背景には不安におびえる米国人の心理があるという。

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チュア教授の著書によれば、中国人や中国系の母親は他国の母親とはまったく異なり、子供に対する甘さや寛容さはなく、厳しい“スパルタ”教育を施すとされる。テレビやゲームを禁止し、成績はオールAでなければならず、課外活動や習い事も親が決める。決して折れることのない強い心を育てるため、時には叱責や批判を通じて、意図的に子供を追い詰めることすらあるという。

これが1月8日付の米紙ウォール・ストリート・ジャーナルで、「中国人の母親はなぜ優れているか?(Why Chinese Mothers Are Superior?)」と題したコラムで紹介されると、大きな反響が巻き起こった。多くはこの母親像について、「彼女らのやり方は間違ってはいないが、どこか怖い」と驚きの感情を抱いたようだ。続いてニューヨーク・タイムズやワシントン・ポスト、タイムなど米国の主要メディアが次々とこれを取り上げた。

タイム誌は、「この本が注目を浴びた背景には、米国人が中国や他の発展途上国の台頭を不安に思う深層心理が存在する」と指摘している。欧米の教育スタイルといえば自由や個性を尊重したものが想起されるが、これは意志薄弱で放任主義に甘やかされた次世代を育てた。中国系の“虎の母”が育てた虎の子たち(=中国人の子供)と、世界市場の厳しい競争を戦い抜くことはできないと考えられているという。個人主義・チャレンジ精神・クリエイティビティ・政府の支配に対する反骨精神…こうしたことが理想のモラルであり、正しい価値観であり、善であり、これこそが成功の秘訣と考えてきた米社会の自信が、揺らいでいる。(翻訳・編集/岡田)

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