干ばつ被害面積が5万平方キロを超える、政府が対処に尽力―中国

Record China    2011年2月2日(水) 15時29分

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1月31日、中国で干ばつの被害が拡大しており、政府が緊急対策部を設置、多額の特別予算を支出するなど、対応策に努めている。写真は10年12月、河南省の小麦畑。

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2011年1月31日、中国新聞社によると、中国で干ばつの被害が拡大しており、政府が緊急対策部を設置、対応策に努めている。

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干ばつ対策工作会議で中国水利部の陳雷(チェン・レイ)部長が行った報告では、1月28日の時点で干ばつによる農作物の被害面積は7740万ムー(約5万1602平方キロメートル)にも及び、住民257万人と家畜279万頭の飲料水の確保が難しい状況だという。

今回の干ばつは、一部地域では100日以上にわたって降雨がないなど期間が長いことや、被害が特定地域に集中していること、一部で飲用水の確保すらも困難を極めていること、都市部における給水が大きな負担になっていることが特徴として挙げられている。特に山東省と河南省に被害が集中しており、被害面積の59%にあたる。

中国政府は干ばつ被害の拡大をくい止めるため、国家発展改革委員会による農村部水利工事・食糧生産設備への特別投資予算として40億元(約497億円)の支出を国務院常務会議で決定したほか、干ばつ対策費として22億元(約273億円)の支出を決定するなど、各地域政府とも連携を強め干ばつに対処している。(翻訳・編集/岡田)

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