Record China 2011年2月2日(水) 10時27分
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1日、中国の若者夫婦の間で、旧正月をどちらの実家で過ごすかが原因で離婚騒動に発展するケースが増加しているという。写真は瀋陽北駅の帰省客。
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2011年2月1日、中国の若者夫婦の間で、春節(旧正月、今年は2月3日)をどちらの実家で過ごすかがもめ、それが引き金となって離婚騒動に発展するケースが増加している。春節は中国最大の祝日で、家族団らんで過ごす習慣があるが、この問題が“導火線”となって2人の感情が“爆発”するためだという。南国都市報が伝えた。
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まもなく春節を迎えるにもかかわらず、中国の裁判所では離婚案件が連日後を絶たない。担当者は「多くの夫婦が日頃から様々な矛盾を抱えつつも離婚にまでは至っていないにもかかわらず、この時期にこれだけ離婚の申し出があるということは、春節の過ごし方が“導火線”になっているに違いない」と話す。
陸さん・朱さん夫婦も春節をきっかけに離婚騒動に発展したケース。夫の陸さんは山東省出身、妻の朱さんは江蘇省出身で、双方とも80年代生まれで一人っ子という中国の典型的な若者夫婦だ。結婚前は、春節をどちらの実家で過ごすかが問題になるとは想像もしておらず、相談して決めれば良い程度に考えていた。
結婚後初めての09年の春節は、習慣に従い夫の陸さんの実家で過ごした。陸さんの実家へ向かう途中、朱さんは「来年は絶対私の実家ね。それが一番公平でしょ」と話し、陸さんも反対しなかった。しかし翌年の春節を迎える頃には、陸さんが「男が妻の実家で春節を迎えるなんてありえない」と言い出し、どうしても自分の実家で過ごすと言い張ったため、朱さんはやむなく同意した。
そして今年の春節、陸さんは妻の実家で過ごすことを再び拒否。何度も言い争った後、朱さんは「夫は私を愛してはいない。私の家族のことはもっと愛していない」と思い、離婚を決意したという。
記事は、こうした離婚騒動を防止するため、一人っ子世代夫婦の春節の円満な過ごし方のパターンをいくつか紹介している。
1.「順番型」―毎回交代で各実家で過ごす、最も公平な方法。
2.「バタバタ型」―実家の距離があまり離れていない場合、大晦日を一方で過ごし、年が明けたらもう一方の実家を訪れる。夫婦2人はせわしないが、四方が丸く収まる。
3.「団らん型」―双方の両親が1カ所に集合し、全員で過ごす。本当の一家団らん。
4.「単独型」―それぞれが各自の実家で過ごす。あまり勧められる方法ではないが、毎回揉めるよりもまし。
(翻訳・編集/HA)
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