化粧品のローカルブランド、外資による相次ぐ買収も「今は我慢の時」―中国メディア

Record China    2011年2月6日(日) 11時25分

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3日、中国の大手ポータルサイトに「化粧品のローカルブランドにそこまで固執するな。ブランド力の形成には時間がかかるものだ」と題した記事が掲載された。写真は鄭州のスーパーのシャンプー売り場。

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2011年2月3日、中国の大手ポータルサイト・騰訊(テンセント)に「化粧品のローカルブランドにそこまで固執するな。ブランド力の形成には時間がかかるものだ」と題した記事が掲載された。以下はその内容。

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昨年12月、中国のスキンケア最大手ブランド、丁家宜(TJOY)が世界最大の香水メーカー、米コティグループに買収された。ここ数年、急成長を続ける中国スキンケア市場を狙った外国の化粧品メーカーが、「小護士」「羽西」「大宝」など昔からのローカルブランドを次々に手中に収めている。こうした動きを惜しむ声も多く聞こえてくるが、ローカルブランドにとってはある意味、救いの手だったのかもしれない。

なぜなら、中国のスキンケア市場は完全な自由競争が許されているからだ。これでは海外の大手メーカーにブランド力や資金面で圧倒的に負けている中国のローカルブランドが勝てるわけがない。敗北して完全に消滅するくらいなら、外資に身売りした方が得策だろう。自由競争の世界で弱肉強食は当たり前。欧米や日本などの先進国も同じ道を歩んできたのだから、我々もそこまで嘆き悲しむ必要はない。

今は我慢の時期なのだ。中国のローカルブランドが今やるべきことは地道に基礎体力をつけること。あと10年〜30年もすれば、中国は世界の下請けから脱却し、中国のローカルブランドの価値も高まって来る。そうなればもう、海外ブランドと戦っても負けることはない。買収されるばかりの運命からも逃れることができるだろう。(翻訳・編集/NN)

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