中国の干ばつが世界の食料市場に与える影響は大きい―国連食糧農業機関

Record China    2011年2月9日(水) 20時49分

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8日、国連食糧農業機関(FAO)は世界最大の小麦生産国である中国が深刻な干ばつに見舞われていることは、世界の食糧市場に大きな影響を与えると警告した。写真は5日の河南省各地。

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2011年2月8日、米紙ニューヨーク・タイムズによると、国連食糧農業機関(FAO)は世界最大の小麦生産国である中国が深刻な干ばつに見舞われていることは、世界の食糧市場に大きな影響を与えると警告した。9日付で環球時報が伝えた。

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記事によると、フィリピンに本部がある国際稲研究所(IRRI)のロバート・ジーグラー所長は「中国の食糧情勢が世界に与える影響は大きい。中国が食糧を輸入せざるを得ない状況に陥ることは、世界の食糧市場にとって大きな衝撃だ」と指摘する。

記事はまた、ロシアの昨年の猛暑による干ばつやオーストラリアの洪水など、穀物の生産大国での天候不順が「すでに世界の小麦市場を震撼させている」と指摘。中国の干ばつも世界の食糧価格と供給に深刻な影響を与え、食糧輸入国に様々な問題をもたらすとした。

だが、ジーグラー所長は中国国内への影響について、「中国の外貨準備高は2兆8500億ドル。輸入でまかなえるだけの資金は十分にある」と指摘。「中国人は買いたい物を何でも手に入れることができるだろう」と楽観的な見方を示している。(翻訳・編集/NN)

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