家なし車なし挙式なしの「裸婚」に、公務員に嫁ぎたい「嫁飯族」…結婚観は多様に―中国

Record China    2011年2月16日(水) 12時30分

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14日、中国社会科学院などが共同で「2010―2011年中国結婚・恋愛観報告」を発表した。調査では顕著な晩婚化と深刻な「男性余り」が浮き彫りになったほか、玉の輿狙いの「拝金女」、超ジミ婚の「裸婚」などが社会的に受け入れられている世相が見えてきた。

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2011年2月14日、中国社会科学院と国内主要メディア、結婚紹介サービスを提供するサイト・世紀佳縁婚恋ネットが共同で「2010―2011年中国結婚・恋愛観報告」を発表した。調査では顕著な晩婚化と深刻な「男性余り」が浮き彫りになったほか、玉の輿狙いの「拝金女」、超ジミ婚の「裸婚」などが社会的に受け入れられている世相が見えてきた。華西都市報の報道。

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05〜10年の5年間の移り変わりを見ると、20〜24歳で入籍した人は47%から37%に減少、逆に40歳以上で入籍した人が3.9%から12.2%に増加し、明らかな晩婚化が見て取れた。また、独身者の男女比率が著しく不均衡で、27歳の未婚者は男性199に対して女性100、33歳になると男性293に対して女性100となった。

そんな世相の中、TV番組によるブームもあってか「お見合い結婚」に対する受け入れ度は92%と高い数字を見せた。「いつもお見合い番組を視聴している」としたのが90%。お見合いのスタイルについては、「友人の紹介」「パーティー」「インターネット」の3つが主流。とくに、まずはオンライン上である程度の相性を見極め、その感触次第でオフラインでのデートに繋げるインターネットお見合いの新しいスタイルは引き続き人気を呼びそう。なお、デートのスタイルについては、従来の食事・映画などに加え、アウトドアや郊外へのワンデイトリップが人気の兆しを見せている。

恋愛・結婚の形式については、「女性が男性にアプローチ」「年上女性と年下男性」「家持ちの女性」「家事を担当する“エプロン男”」など多様なスタイルが受け入れられはじめている。特にブームとなっている玉の輿願望の女性「拝金女」、安定した生活を求め公務員との結婚を望む女性「嫁碗族」についても、「彼女たちの心情は理解できる」との回答が多数派。また、中国は従来、結婚前に男性が持ち家を準備するのが常識だったが、目下の経済状況を反映してか、“家なし・車なし・結婚式なし・結婚指輪なし”で入籍する「裸婚」も男性の75%、女性の38%が「OK」とした。(翻訳・編集/愛玉)

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