「中国経済が米国を追い越すのはいつ?」をテーマとした賭けを発売―英ブックメーカー

Record China    2011年2月17日(木) 11時2分

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15日、英国のブックメーカーが「中国の経済規模が米国を超えて世界一となる時期」をテーマにした賭けを発売した。2020年以前に中国経済が米国を超えるに賭けた際のオッズは6/4(倍率2.5倍)だという。写真は天津濱海地区。

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2011年2月15日、英紙フィナンシャル・タイムズ(中国語電子版)は、英国のブックメーカーが「中国の経済規模が米国を超えて世界一となる時期」をテーマにした賭けを発売したと報じた。2020年までに中国経済が米国を超えるに賭けた際のオッズは6/4(倍率2.5倍)だという。

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賭けを発売したのは英ラドブロークス(Ladbrokes)社。同社が賭けの対象としているのは、購買力平価(PPP)を基準とした米中両国の経済規模の比較で、2020年までに中国が米国を超えるに賭けた際のオッズは6/4、2020年から22年までの間は7/4(倍率2.75倍)、2023年以降も同じく7/4となっている。

一方、米国の経済学者アービンド・サブラマニアン(Arvind Subramanian)は、「中国経済の規模は、昨年すでに米国を追い抜いている」と発表した。同氏のPPPを基準にした計算では、2010年の中国の経済規模は14兆8000億ドル、米国は14兆6000億ドル。

しかし、その他の経済学者はこの結果に異議を唱えており、国際通貨基金(IMF)のPPPを基準にした計算でも、10年の中国のGDPは10兆1000億ドルに過ぎない。なお、14日に日本内閣府が発表した米ドル換算GDPでは、中国が5兆8786億ドル、日本が5兆4742億ドルで、すでに中国が世界2位の座にある。

ラドブロークス社の広報担当者は「中国経済がいつ米国を追い越すかについての特別な観点は何もない。サッカーのオッズを決めるのには数分間しかかからないが、このオッズを決めるにはかなり長時間―午前中いっはいの時間が必要だった。オッズの決定には、経済学専攻出身者や、かつてロンドンの金融街・シティで働いていたメンバーが参加した」とオッズの適切さに自信を示している。(翻訳・編集/HA)

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