海外旅行で中国人が中国の酒・タバコをまとめ買い、その背景にはなにが?―中国

Record China    2011年2月21日(月) 23時39分

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18日、海外旅行に出掛けた中国人の間で、高級酒「茅台酒」や高級タバコ「中華」などを大量に買って帰る現象が起きている。中国国内よりも大幅に安く買えるためだ。写真は海南省のデパートで販売されている茅台酒。

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2011年2月18日、海外旅行に出掛けた中国人の間で、高級酒「茅台酒」や高級タバコ「中華」などを大量に買って帰る現象が起きている。中国国内よりも大幅に安く買えるためだ。新華網が伝えた。

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海外旅行に出掛けた中国人が必ずすること。それは中国の高級酒や高級タバコを大量に買って帰ることだ。北京の外資系企業で働く李(リー)さんは春節休みを米国の親戚宅で過ごしたが、帰国の際には大量の茅台酒を買って帰った。「国内の半額で買えるんです」と李さん。米ワシントンでは53度の飛天ブランドの茅台酒が375mlで550元(約6900円)だが、全く同じ物が中国では1050元(約1万3000円)もする。

茅台酒は今年1月1日から平均20%ほど値上がりした。それでも、茅台酒は高級の象徴で買い求める人は後を絶たない。では、なぜ海外で買う方が安いのか?対外経貿大学の国際貿易専門家、張軍生(ジャン・ジュンション)氏によれば、値段が安い方が海外進出しやすいことと、海外では高級イメージで売り出す必要がないからだという。

国家統計局の統計によると、今年1月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比4.9%増を記録。中でも食品は10.3%増に上った。これに昨今の人民元高が加わり、中国人が海外で買い物しやすくなったこともこうした現象が起きる大きな要因だ、と記事は指摘している。(翻訳・編集/NN)

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