スターを目指すのもカネ次第、映画大学の学生は金持ちでないと務まらない?―中国

Record China    2011年2月24日(木) 14時25分

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20日、中国の名門映画専門大学、北京電影学院の演技学部で学ぶスターの卵たち。厳しい競争に勝ち抜くためには実家の経済力が必須のようだ。写真は21日、北京電影学院演技学部の合格発表。競争率146倍の狭き門だ。

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2011年2月20日、中国の名門映画専門大学、北京電影学院の演技学部で学ぶスターの卵たち。彼女たちの学費は4年間で約4万元(約50万円)。これに生活費や洋服代などを合わせると4年間で10万元(約125万円)は下らないという豪勢な学生生活を送っている。21日付で瀋陽晩報が伝えた。

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未来のスターを目指すにはどうやら実家が裕福であることが最低条件のようだ。まずは入試前の家庭教師代に数千元から数万元を費やすのは当たり前。めでたく入学を果たした後は、4年間で4万元の学費が飛んでいく。さらにスターの卵である以上、汚い身なりではいられない。洋服や化粧品に月1000〜2000元(約1万2500〜約2万5000円)かけても足りないくらいだ。こうして計算してみると、彼女たちの4年間の生活費は約8万元(約100万円)。学費などを合わせると、少なくとも軽く10万元は必要となる。

地方出身者は入試に参加するだけでも大変だ。保護者同伴での往復交通費や宿泊代などは、1回の試験につき約1万〜2万元。試験は「スッピン」が条件のため洋服で差をつけようとするのか、全身ブランド物で固めてくる学生も珍しくない。親も子どもをスターにするためなら、金に糸目はつけないようだ。

これでは貧乏人は最初から門前払いを食らうようなものだが、ある映画関係者は「経済的に厳しい家庭の子は堅実な職業を選ぼうとする。ちゃんと食っていけるかどうか分からない芸能界の仕事には最初から興味を持たない」と指摘している。(翻訳・編集/NN)

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