「中国版ジャスミン革命」呼び掛け、一部若者が深く考えずに真似しただけ―香港紙

Record China    2011年2月23日(水) 19時20分

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21日、「中国のジャスミン革命」と名付けたデモへの参加が呼び掛けられたことについて、駐トロント中国総領事は「一部の若者が深く考えずに真似しただけ」とし、中東情勢との違いを強調した。写真は14日、深センにある台湾のEMS大手「富士康」に集まった求職者。

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2011年2月21日、中国のネット上で「中国のジャスミン革命」と名付けたデモへの参加が呼び掛けられたことについて、陳立鋼(チェン・リーガン)駐トロント中国総領事は「一部の若者が深く考えずに真似しただけ」と述べ、中東情勢とは異なるとの見方を強調した。22日付で香港紙・明報が伝えた。

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陳総領事はまず、「北アフリカの一部の国で退陣した首脳はいずれも数十年という長きにわたり実権を握ってきた。だが、中国はトウ小平の時代からそれは良くないことだと気付いており、最高指導者である国家主席は2期10年を超えてはならないと決まっている」とした上で、「中国と北アフリカ、中東諸国との最も大きな違いは経済発展の度合いだ。中国経済は飛躍的に伸びているが、彼らの経済は長い間停滞している」と述べた。

また、中国が心配すべきは国外ではなく国内問題だと指摘。中国は日本を抜き世界第2位の経済大国となったが、かつて2位だった旧ソ連は崩壊し、日本も20年に渡る不況に陥っている。これを踏まえ、総領事は「世界第2位の座はなかなか難しいようだ」としたが、中国は様々な矛盾を抱えつつも過去30年で1人当たりのGDPはわずか数百元から4000ドルに急増したと強調、「改革の方向は間違っていない」と胸を張った。(翻訳・編集/NN)

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