<NZ大地震>液状化で溶けた土砂噴出、道路に地割れ、電気も止まる―現地在住の日本人経営者が緊急手記

Record China    2011年2月24日(木) 14時53分

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2011年2月22日にニュージーランドで起きた大規模地震は一瞬にして英国情緒あふれる歴史的建造物を崩壊させた。数百人が瓦礫の下に取り残されており安否は定かでない。同市で長年製造会社を経営する日本人から緊急手記が写真とともに寄せられた。

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2011年2月22日にニュージーランド南島クライストチャーチ市で起きた大規模地震は一瞬にして英国情緒あふれる歴史的建造物を崩壊させた。数百人が瓦礫の下に取り残されており3日目の24日になっても多くの行方不明者の安否は定かでない。同市で長年製造会社を経営する日本人から次のような緊急手記がRecord China編集部に寄せられた。

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去年の9月から大きな地震が4度ありましたが今回の震源は街の真下の地下5kmだったため、耐震強度があるはずの新しいビルも倒壊してしまいました。既に75人の死亡が確認されまだ3百人近い人が行方不明です。英語学校にいた多くの日本人が巻き込まれ約30人が行方不明のままで、本当に悲惨な状況に陥っています。このほか、多くの中国人も今回の地震に巻き込まれ。留学生2人が死亡したほか、十数人が、瓦礫の下に閉じ込められているとの情報があります。

街には救助隊、警察と軍が入って救援活動をしていますが、一般の人は関係者以外被災地には一切立ち入り禁止です。自宅から離れた都心部にある会社事務所を23日の夕方見て来ました。途中の道路も段差や地割れが生じ、液化状により溶けた土砂が噴出していました。会社の駐車場も地割れし、酷い状態でした。会社一帯は電気もなく、液状化の水が1階部分に入っていて製品の材料にも被害が出ていました。まだ茫然自失の状態ですが、これからの対応策を考えなければなりません。

世界でも有数の美しい街、クライストチャーチは気候温暖で治安がよく日本にも近いため日本人の留学生や観光客が多く滞在し、街でも目立っていました。一瞬の出来事により一般の人の行き来は絶え、悲惨な光景が広がっています。(取材・編集/SK)

 

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