「パジャマ族」が市の撲滅運動に猛反発、「われわれの『自由』を剥ぎ取るのか!」―重慶市

Record China    2011年3月1日(火) 12時46分

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28日、中国・重慶市では今年も春の到来とともにパジャマ姿でウロウロする「パジャマ族」が出現。「悪しき習慣」をやめさせたい行政側に対し、「自由の剥奪」と反発する市民の間でバトルが展開している。写真は重慶の下町、十八梯。

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2011年2月28日、中国・重慶市では今年も春の到来とともにパジャマ姿でウロウロする「パジャマ族」が出現。「悪しき習慣」をやめさせたい行政側に対し、「自由の剥奪」と反発する市民の間でバトルが展開している。シンガポール華字紙・聯合早報が伝えた。

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「パジャマ族」とは文字通り、パジャマを着たまま外出する人たちのこと。昨年も万博開催を控えた上海市が「市のイメージダウンにつながる」として「パジャマ外出禁止令」を出したが、市民から「古くからの文化」「行政は市民の着るものにまで口を出すのか」などと強い反発が起きた。

重慶でも地元紙が「みっともないから止めよう」と呼び掛けたり、自治会レベルで撲滅運動を展開したりしているが、効果はほとんどない。そもそも、市民の間に普及しだした70年代ごろは「パジャマ=金持ちが着るもの」だったのだ。今でもパジャマを着て外出することは「かなりイケてる」行為と考える人も少なくない。

そのため、行政が推進する「パジャマ禁止運動」への反発もかなりのもの。「真夏に上半身裸になるのと同じこと。市民生活に深く根付いた文化だ」「剥ぎ取られるのはパジャマではない。われわれの自由だ」など反対の声を上げる市民が続出している。(翻訳・編集/NN)

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