2011年2月28日、電力業界団体の中国電力企業聯合会のまとめによると、石炭火力発電会社の2010年の赤字が前年比7．7％増の329億元に拡大した。このため聯合会は当局に対して、1キロワット時当たり電力料金の0．03元引き上げを政府に求めている。新華社などが伝えた。

値上げの要望は燃料コストの上昇分を価格転嫁する狙い。聯合会によると、中国では石炭価格などのコスト上昇が電力料金に反映される仕組みが未完成。昨年、石炭発電企業のうち赤字企業は45％に上り、中部6省と東北部3省では全社の利益率がマイナスになった。（翻訳・編集/JX）