Record China 2011年3月4日(金) 17時39分
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1日、韓国で中国製品に対する調査を行ったところ、まだ高級デパートに進出するまでには至っていないことが分かった。韓国製品にはデザインで遠く及ばず、ブランド力や付加価値がまだまだ低いという状況は変わらない。写真は中国・江蘇省南京市のLG生産工場。
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2011年3月1日、経済参考報は、観光・ショッピングシーズンを迎える韓国で中国製品の状況を実地調査したところ、「まだ高級デパートに進出するまでには至っていない」と伝えた。韓国製品にはデザインで遠く及ばない中国製品、ブランド力や付加価値がまだまだ低いという状況は変わらない。
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韓国高級デパートのうち、記者が訪れたのはロッテ百貨店。衣類には中国製品が比較的多いとはいえ、それはあくまでも韓国ブランドが製造・加工を中国工場に委託したもの。韓国人女性顧客はデザインへの要求が高く、素材が中国製であるということへの関心は薄いからだ。また、バッグ類については世界的に有名なブランドと韓国ブランドを扱うが、「メイド・イン・チャイナ」は数あれど、「中国ブランド」の製品は見られなかった。
次に家電の分野。サムソン・グループ傘下のディスカウントストア「H om eplus」では、ロッテ百貨店以上に中国製品は多く、特にマウスやキーボードなどのパソコン関連製品はほぼ全て中国製。ドライヤー、扇風機など小型家電も多くは中国製だった。また、同店は衣類も扱っているが、これも多くは中国製。一方、テレビや洗濯機などの大型家電はいずれも自国ブランドのサムソンやLGが市場を分ける。
食品については、一般の顧客を対象とするスーパーなどで、中国産はほぼ見られない。業務用を扱う卸問屋では中国製きのこや海産物を見つけることができた。理由は、韓国では「地産地消」が健康に良いという考えがあること、中国食材の品質に関するイメージが芳しくないこと、自国農業の保護のため、外国農産物に高関税がかけられていることがあげられる。
記者は地下街や露店、大型ファッションセンターなどさまざまな小売り店を調査したが、廉価な靴や鞄の多くが中国製品であった。有名ブランドのスポーツ用品は中国製もあれば、マレーシア製もあるという状況。化粧品は韓国製が「天下」。韓国での中国製品の勢いはなお弱い。(翻訳・編集/小坂)
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