松本新外相の対中姿勢は?最需要任務は「日中関係」―米華字メディア

Record China    2011年3月11日(金) 21時21分

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9日、前原誠司氏の辞任を受け、就任した松本剛明外相について、米華字ニュースサイトは「最初の重要任務は日中関係」だと論じた。写真は中国の巡視船「海巡168」と「海巡156」。

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2011年3月9日、前原誠司氏の辞任を受け、就任した松本剛明外相について、米華字ニュースサイト・多維新聞は「最初の重要任務は日中関係」だと論じた。以下はその内容。

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親米・対中強硬派で知られていた前原氏に対し、政治姿勢がまだ良く分からない松本新外相だが、最初に手を付けるべき重要事項は「日中関係」だろう。9日に開かれた記者会見で、枝野幸男官房長官は「尖閣諸島海域における中国の動きがどんどん挑発的になっている」との懸念を示した上で、さらに監視を強める意向を表明している。

一方、9日付ウォール・ストリート・ジャーナルは「日中関係は完全に悪化していない」との見方を示す。中国外交部は7日、日中韓首脳会談出席のため温家宝(ウェン・ジアバオ)首相が5月に訪日すると発表したばかり。だが、中国の漁業監視船が再び尖閣諸島沖の接続水域を航行しているのが発見された時期が、ちょうど菅直人首相が政府内部の問題に四苦八苦していた時期と重なった。

そのピークが6日、前原氏が政治とカネのスキャンダルで辞任に追い込まれた日だ。前原氏は以前から菅首相の後継者と目されており、親米のタカ派を代表する人物。首相にとっては、領土問題で中国やロシアに強硬姿勢を貫く頼もしい存在だった。新たに就任した松本外相の政治姿勢については、まだ良く分からないが、民主党内では小沢派に近い中間派とみられている。(翻訳・編集/NN)

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