中国の今後の2大課題=「高齢化」と「社会の安定」―カナダ学者

Record China    2011年3月12日(土) 6時32分

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10日、カナダ・カールトン大学ノーマン・パターソン国際問題研究所のハンプトン院長は、「中国は今後、高齢化と社会の安定という2つの大きな課題に直面する」と指摘した。写真は中国の高齢者。

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2011年3月10日、カナダの外交官を多く輩出しているカールトン大学ノーマン・パターソン国際問題研究所(NPSIA=Norman Paterson School of International Affairs)のハンプトン院長は、「中国は今後、高齢化と社会の安定という2つの大きな課題に直面する」と指摘した。人民日報が伝えた。

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中国の発展について、ハンプトン教授は「発展中の中国の姿は2つの顔を持っている。1つは、カナダや米国の一部の都市よりも発展している沿海の大都市。北京や上海に代表される中国の姿だ。もう1つは発展の遅れている農村地区に代表される中国である」と語る。

中国経済については、「農村部への資金投入と補助金制度などを充実させ、農民の収入を増加させすることで、内需主導型の経済発展モデルへと転換を図ることが最も重要である」とする一方で、中国経済の持続的な発展の可能性については、「確信しているとともに前向きな考えを持っている」という。

しかし、「中国は今後、高齢化と社会の安定という2つの大きな課題に直面する」とし、「カナダにも高齢化問題は存在するが、カナダは移民国家であり、海外から若年層の移民を受け入れることによってこの問題を解決できるが、中国は異なる」と指摘。社会の安定については「中国の発展は社会的安定の確保が前提である」と語った。(翻訳・編集/HA)

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