Record China 2011年3月15日(火) 14時16分
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12日、華字紙・日本新華僑報の蒋豊編集長は、ブログで記事「日本の大地震から学ぶべき震災下での生活能力」を掲載した。写真は10日に地震に見舞われた雲南省盈江県の被災民。日本の震災に関するニュースを見つめている。
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2011年3月12日、華字紙・日本新華僑報の蒋豊(ジアン・フォン)編集長は、ブログで記事「日本の大地震から学ぶべき震災下での生活能力」を掲載した。以下はその内容。
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未曾有の大地震となった東北関東大震災。100万人近い華人、華僑、中国人留学生もこの震災を体験することとなった。これを奇貨として、留学生は日本の優れた「震災下での生活能力」を学ぶべきだろう。
学ぶべき点としては第1に、積極的な連絡意識が挙げられる。各所にホットラインが設けられ、不明者の捜索や治安などさまざまな問題について相談ができるようになった。苦しい中で人々の温かさを感じることもできただろう。この点で在日中国人に対する中国大使館の取り組みは不十分なものにとどまっている。
第2に防災用品の準備だ。日本のスーパーでは日頃から防災セットが販売されているほか、家具の固定用品など防災機器もそろっている。それなりに値段がするので、在日華人の家には備えていないことが多く、本棚が倒れたケースも少なくないようだ。
また日本の町内会が有効に機能していることも注目される。一方、ごまんとある日本の華人華僑団体の動きは鈍い。母国での震災には義援金などすばやい動きを見せていた彼らだが、居住国での災害では何から手をつけたらよいかわからない状態のようだ。
●蒋豊(ジアン・フォン)
25年以上にわたってメディアの仕事に携わる。1999年創刊で年間発行部数324万部を誇る日本の中国語紙・日本新華僑報編集長。
※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。
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