「節度ある地震報道を」、専門家が報道機関に苦言―台湾

Record China    2011年3月18日(金) 8時57分

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16日、東日本大震災について、メディアによる扇情的な報道や被災地での行き過ぎた行動を批判する声が台湾で出ている。専門家が節度ある報道を行うよう呼びかけている。写真は被災地の様子。

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2011年3月16日、中国新聞社によると、東日本大震災で甚大な被害が出ていることについて、台湾でも連日報道が続けられているが、一部のメディアが津波や原子力発電所における爆発の映像を繰り返し流したり、放射能流出の危険性を煽るなど加熱した報道ぶりに批判が起きている。

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台湾の聯合報によると、国立台湾大学報道研究所の教授は、台湾で報じられている内容や扇情的な見出しについて「日本の震災を喰い物にしている」と指摘、冷静に報道を続けている日本のメディアとは対照的に、台湾のメディアを「みっともない」と評した。

また、台湾の中央通訊社によると、台湾では一般的な追跡取材の手法をあるメディアが被災地で行い、仙台に留学していた台湾人留学生をインタビュー。嫌がる留学生を追いかけて無理に取材しようとし、警察が介入する事態も発生した。

台湾・国立政治大学マスメディア学部の専門家は、こうした台湾メディアの行いを「恥」だとして、「まるでミツバチが群がっているかのようだ」と評し、節度ある報道を行うようメディアに呼びかけている。(翻訳・編集/岡田)

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