日本人の高い危機意識、その理由とは―香港紙

Record China    2011年3月21日(月) 6時12分

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18日、香港紙は、頻繁に天災に見舞われる日本人は非常に高い危機意識をもっていると指摘した。写真は福島原発事故後に降った雨の中を歩く仙台市民。

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2011年3月18日、香港紙・新報は、頻繁に天災に見舞われる日本人は非常に高い危機意識をもっていると指摘した。中国新聞網が伝えた。

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記事は、日本人の危機意識には島国という地政学的な環境と資源不足が関係していると分析。日本の国土は細長く面積も狭いため、ほとんどの資源を輸入に頼っていることが、日本人に本能的な危機意識を芽生えさせる原因となっているとみる。70年代の石油ショックは、資源を外部環境に頼ることによって発生した国家的災難の例だと指摘した。

その危機意識のひとつの表れとして、日本人は安全を求める心理が強いと指摘。ゼロ金利であってもなお日本人の貯蓄率は非常に高いこともその理由から説明できるとした。また、日本人の危機意識を示す別の例として、靴の置き方を挙げた。日本人はつま先を家の外側に向けて靴を並べるが、平常時にはなにげない習慣でも、非常時にはすばやく靴をはいて逃げることができる。

記事は最後に、日本人の危機感は外交においても突然大きな変化を生み出すことがあると分析。明治維新では、それまで攘夷をかかげていた日本が突然開国を宣言。敗戦後の日本も、米国に対する態度を180度転換させた。日本人の思考と行動は、危機意識によって裏付けられていると指摘した。(翻訳・編集/津野尾)

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