2011年3月19日、山東省徳州市の大学では学生たちがあっけにとられる事件が起きた。グラウンドに着陸する真っ赤なヘリコプター。降りてきた男が電話をかけると、しばらくしてやってくる女子大生。ヘリは女性を乗せるとすぐに飛び立っていった。集まった野次馬たちはありえない光景にみな度肝を抜かれていた。この「ヘリで彼女をお迎え」事件の一部始終が動画共有サイトにアップされ、話題となっている。23日、山東商報が伝えた。

【その他の写真】

問題のヘリは「山東テレビ局」「中国大型ドキュメンタリー：斉魯再飛行撮影班」との文字。乗り込んだ女子大生は確かに同校に在席している学生と確認されているが、迎えに来た男性の正体はなお不明だ。ネットユーザーの多くは「富二代」（金持ちの子弟）が彼女を迎えにきたのではと推測している。

山東テレビ局に問い合わせると、問題のヘリは昨年3カ月間リースしたものだが、すでに契約は終了していると説明し、関係を否定している。また政府当局には飛行に必要なフライトプランが提出されておらず、飛行そのものが違法だった可能性もある。（翻訳・編集/KT）