日本の震災が世界の石炭需要を刺激、価格高騰を招く―中国紙

Record China    2011年3月25日(金) 14時19分

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23日、東日本大震災の影響で日本が石炭を大量に輸入する必要が生じたことにより、世界中で石炭価格が値上がりすると中国紙が報じた。写真は1月、山東省日照港の石炭埠頭。

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2011年3月23日、中国紙・中国証券報は、東日本大震災の影響で日本が石炭を大量に輸入する必要が生じたことにより、世界中で石炭価格が値上がりすると報じた。以下はその概略。

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未曽有の大地震による津波は、被災した火力発電所から備蓄していた大量の石炭を呑み込んでいった。このほか、被災地では国内の20%にあたる製油施設が損壊するという事態にも陥っている。そのため、日本はアジアの製油所から石油精製品や液化石油ガス(LPG)などの化学燃料を輸入することになり、アジア地域全体の需要量が引き上げられる。そして、アジアひいては世界中の動力炭の需要量を増やし、価格の高騰を引き起こすだろう。

日本は動力炭をオーストラリア、インドネシア、中国、カナダ、ロシア、ベトナムから輸入している。2008年の輸入量は1億500トン。オーストラリアが最多の68%、中国は8%を占めた。同年、中国から日本に輸出された石炭は1262万トン。うち934万トンが動力炭で、それ以外は粘結炭だった。(翻訳・編集/NN)

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