“文化の香り”コーヒーの消費が急増、10年後には世界第2の消費国へ―中国

Record China    2011年3月28日(月) 17時32分

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11日、中国でコーヒーを楽しむ習慣が生活の一部として取り入れ始められている。コーヒー消費量の成長速度は年15〜20%に達しており、2020年までには日本やドイツを追い抜き、米国に次ぐ世界第2のコーヒー消費国になるという。写真は南京のスターバックス。

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2011年3月11日、中国でコーヒーを楽しむ習慣が生活の一部として取り入れ始められている。コーヒー消費量の成長速度は年15〜20%に達しており、2020年までには日本やドイツを追い抜き、米国に次ぐ世界第2のコーヒー消費国になるという。香港の英字紙・アジアタイムズの報道を14日付で環球時報が伝えた。

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中国のコーヒー消費量の年間成長率は、世界平均の約2%を大きく上回り、15〜20%に達している。06年に年間約4万5000トンだった消費量は、20年には6〜7倍に達し、米国に次いで世界第2の消費量になると見込まれている。

中国人消費者にとってコーヒーは、ワインと同様に「西側の飲み物」であり、コーヒーを飲むことは「素養」の1つであるともみなされるという。特に大都市で生活する中国人にとっては、コーヒーは「憧れの生活スタイル」の実現にも通じ、コーヒーを飲むことから1日の生活をスタートさせる若者が増加している。

中国のコーヒー市場は、家庭用のインスタント市場とカフェなど店舗での販売市場に大きく分けられ、自宅で豆を挽いて飲むという習慣はまだあまり根づいていない。店舗で飲むコーヒーは1杯5ドル程度で、中国人の日常消費レベルから見ると贅沢品の部類に属するが、多くの若者がコーヒーを生活の一部に取り入れ始めている。最近は、伝統的なブラックコーヒーでなく、カフェラテやカプチーノの人気が高い。

北京の弁護士・陳析(チェン・シー)さんは、市内のカフェで毎週3〜4回コーヒーを飲む。「店内の雰囲気が友達と過ごすのにふさわしいだけでなく、ネットへの無線アクセスも可能なため、仕事の場としても活用できる」と語る。

記事は、中国人にとって外でコーヒーを飲むことは単なる飲料の消費ではなく、雰囲気と文化の体験でもあると結んでいる。(翻訳・編集/HA)

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