震災で帰国した中国人留学生、「新学期までには戻って来る」―中国メディア

Record China    2011年3月29日(火) 15時31分

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28日、福島第1原発の事故を受け、一旦は帰国したものの、4月の新学期に合わせて再び日本に戻ろうとしている2人の中国人留学生を中国メディアが紹介した。写真は16日、新潟の避難所で避難生活を送る在日中国人たち。

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2011年3月28日、中国共産党機関紙・人民日報(電子版)は、福島第1原発の事故を受け、一旦は帰国したものの、4月の新学期に合わせて再び日本に戻ろうとしている2人の中国人留学生を紹介した。

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樊兪(ファン・ユー)さん(仮名)は中京大学の大学院生。「震災当日から学業を中断させる気は起こりませんでした」と話す。名古屋は放射能漏れ事故のあった東北地方とは離れているが、中国の家族の強い希望で21日に一旦帰国した。だが、4月中旬の新学期までには日本に戻るつもりだ。「両親は私の夢を分かってくれているので、学業を放棄するよう強制はしないでしょう。でも、放射能汚染にはくれぐれも注意するよう何度も言われています」と複雑な心境をのぞかせた。

東京の語学学校に通う丹丹(ダンダン)さんも中国の家族の希望で19日に帰国した。「東京も強い揺れを感じました。私はかなり慌てましたが、日本人はとても落ち着いていてすごいと思いました」と話す。帰国後は、放射能汚染への懸念から、親戚や友人が入れ替わり立ち替わり「日本留学は断念するよう」説得してきたが、「あと数カ月で大学に入れるレベルの日本語を身に付けられるところまで来ているんです。地震のせいで夢をあきらめたくありません」と語った。4月中旬の新学期に間に合うよう、日本に戻る予定だという。(翻訳・編集/NN)

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