観光客装った中国人妊婦の出産急増、目的は子供の国籍―米国

Record China    2011年4月3日(日) 12時24分

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1日、観光客として米国に入国して出産する中国人妊婦が増えている。目的は生まれてくる子供に米国籍を与えることだ。写真は湖北省で子育ての指導を受ける妊婦。

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2011年4月1日、観光客として米国に入国した中国人妊婦が現地で出産するケースが増えている。人民日報サイト・人民網が伝えた。

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今年3月9日、ロサンゼルス当局は華人経営者が運営していた妊婦センターを閉鎖した。そこに滞在していた妊婦約10人全員が中国人で、米国で出産するためにセンターに数万ドルを支払っていた。センターに頻繁に出入りする若い女性たちを不審に思った近隣住民が当局に通報し、事件が発覚。当局はセンターを閉鎖し、経営者に800ドルの罰金を科した。中国人妊婦のビザはすべて有効期限内だったため、本国へ送還されずに近くのモーテルに身柄を移されただけだった。

このような妊婦センターはニューヨークなどにも存在し、中国だけでなく韓国やメキシコ、インド、バングラデシュなどの裕福な女性の米国出産を手助けしている。「米国で生まれた子供は両親の国籍にかかわらず米国籍が与えられる」とした法律があるため、これを利用しようとする外国人は後を絶たない。米移民局は観光客を装った妊婦ビジネスがすでに組織化しているとみて、調査を進めている。(翻訳・編集/本郷)

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