鉄道の安全上の問題点、淵源は孫請け業者を手抜き工事に走らせる中間搾取に―中国

Record China    2011年4月4日(月) 17時7分

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3日、南方網は記事「中国鉄道部、路線建設に深刻な問題があると認める=劉志軍事件後の粛正の嵐」を掲載した。公正な競争入札が実施されていないため、中国の鉄道は安全面に大きな課題を抱えているという。資料図。

2011年4月3日、南方網は記事「中国鉄道部、路線建設に深刻な問題があると認める=劉志軍事件後の粛正の嵐」を掲載した。以下はその抄訳。

中国鉄道部の劉志軍(リウ・ジージュン)部長(当時)の拘束から1カ月余り。先日、中国鉄道部は内部会議を実施。路線建設入札、建設プロジェクトの品質と安全確保、投資の抑制と資金管理などの課題に対する専門的対策を実施することを決めた。席上、「鉄道建設に関する管理業務には多くの不足がある」と盧春房(ルー・チュンファン)副部長は認めている。

鉄道建設プロジェクトは競争入札により施工企業を決定することとなっているが、実際は中国鉄道建設など鉄道部と関係が深い企業ばかりが落札している。大企業は落札後に区間を細分化して他企業に丸投げ。丸投げされた企業も孫請け企業に仕事を任せる。利益を中抜きされ、また原材料費高騰に苦しむ孫請け企業は、結局、鉄骨など原材料を「節約」することで利益を確保している。こうして中国の鉄道は安全、品質の面で大きな課題を抱えることとなった。(翻訳・編集/KT)

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