中国人学生スパイ報道に中国大使館が反論―英紙

Record China    2011年4月5日(火) 17時3分

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3日、英紙サンデータイムズが3月27日付で掲載したダイソン社社長による「中国人大学院生が英国の科学技術を盗んだ」との告発記事に対し、在英中国大使館が真っ向から反論した。写真は英国の大学。

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2011年4月3日、英紙サンデータイムズは、同紙が3月27日付で掲載した「中国人大学院生が英国の科学技術を盗んだ」というダイソン社社長の主張に対し、在英中国大使館と読者から反論が寄せられたと報じた。4日付で中国新聞網が伝えた。

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サイクロン式掃除機の開発者で英国人科学者のジェームズ・ダイソン氏は、3月27日の同紙で「英国にいる中国人大学院生が英国の貴重な科学技術を盗んだ。さらに学内のコンピューターに侵入し『トロイの木馬ウイルス』に感染させた。その目的は、帰国後も技術情報を盗むため」と主張。「証拠も押さえてある」というダイソン氏は、「国税を用いて外国人学生に自国の科学技術を教えることは、ライバルを手助けする愚挙」と断言した。

この記事について在英中国大使館は「報道はまったくの事実無根。理論性もなく、人々を間違った方向に導くもの」と反論。「ダイソン氏の言うように『愚挙』ならば、英国は外国人留学生を歓迎しないのか?外国人が英国に留学するのは間違いなのか?」と問いかけた。さらに「英国に現在12万人いる中国人留学生や学者・研究者は全員、英国の法律を遵守し、英国に対して友好的な感情を抱いている。問題の記事はすべての中国人留学生全員を侮辱し傷つけるものだ」と主張した。(翻訳・編集/本郷)

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