上海の「着色蒸しパン」事件、食品メーカー関係者5人逮捕―中国

Record China    2011年4月14日(木) 13時32分

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13日、上海の食品メーカー・上海盛禄食品有限公司が特定の材料を使っているかのように見せかけた「着色マントウ(蒸しパン)」を生産、販売していた事件で、関係者5人が逮捕されたことが分かった。写真は中国のスーパーで売られる通常のマントウ。

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2011年4月13日、東方網によると、上海の食品メーカー・上海盛禄食品有限公司が特定の材料を使っているかのように見せかけた「着色マントウ」を生産、販売していた事件で、関係者5人が逮捕されたことが分かった。

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上海市質量技術監督局が4月11日と12日に同社の製品を抜き取り検査したところ、マントウから使用が禁止されている着色料や甘味料、添加物が検出された。マントウは中国では主食としてひろく常食されている蒸しパンの一種。

翌13日、同局は問題のマントウを生産、販売した同社の食品生産許可と、その他の酒類の生産許可を取り消す処分を決定。また、市公安機関は同社の法的な代表者である葉維禄(イエ・ウェイルー)ら5人を刑事逮捕し、事件に関して捜査を進めている。

市政府も事態を重く見ており、関係各部門の責任者を集めて緊急会議を開き、専門調査委員会を設置し事件の解明を進めるとともに、問題のマントウの回収を速やかに行うほか、食品の安全性を確保するシステム作りを急ぐことを明らかにしている。

調べによれば、同社は2011年1月以降、問題のマントウ(4個入)を8万3716袋生産し、市内の各スーパーなどで販売していた。(翻訳・編集/岡田)

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