新卒の就職難と企業の人材不足、若者たちの大都市への「こだわり」も原因?―中国

Record China    2011年4月18日(月) 10時46分

拡大

16日、大学生は就職難、企業は人材不足という矛盾現象について論じられて久しい中国だが、問題はポストの不足ではなくポストに堪えうる大卒者がいないことだという。写真は上海市で開かれた就職説明会に押し寄せる大学生たち。

(1 / 4 枚)

2011年4月16日、中国青年報によると、大学生は就職難、企業は人材不足という矛盾現象について論じられて久しい中国だが、問題はポストの不足ではなくポストに堪えうる大卒者がいないことだという。

その他の写真

記事によると、北京師範大学校務委員会の劉川生(リウ・チュアンション)主席は、中国では向こう5年間に約7万5000人の国際市場で活躍できる管理職の人材が必要になってくると予想されるが、その資質を備えた学生は5000人しかいないと指摘。今後3年間で大中規模の多国籍企業が70〜80万人の人材を募集すると予想され、さらに外資系企業や有望な中国企業も加えれば求人数は200〜300万人になると予想されているという。だが劉主席は、そのような多国籍企業が欲しがる人材は30万人にも満たないだろうと嘆く。

同主席によると、11〜15年までの期間、毎年約700万人が大学を卒業する。米中協力発展委員会の李建生(リー・ジエンション)代表は、就職難を引き起こしている原因として、多くの若者たちが小都市や田舎に行くくらいなら、大都市でワーキングプアである「漂族」や「蟻族」に甘んじるほうがいい、といった観念を挙げている。(翻訳・編集/津野尾)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携