<中国・珠玉の景観>チベット寺院たたずむのどかな郎木寺―甘粛・四川省

Record China    2007年1月17日(水) 9時39分

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甘粛省と四川省にまたがる郎木寺は、チベット語で「仙女」を意味する。とてものどかな小さい村だが、夏には西洋からの観光客などで賑わいをみせる。

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郎木寺(ランムース)は甘粛省と四川省にまたがる村で、人口3000人ほど。小さな街中を白竜江が流れ、これが省の境を成している。ランムースとはチベット語で「仙女」を意味するが、これは街のすぐそばにある岩山が、仙女が姿を変えたものだという古い言い伝えからきている。標高は3370mとかなり高いため、冬の寒さが厳しく夏は過ごしやすい。

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一帯はチベット文化圏に属し、アムド地方の東端に位置する。郎木寺の街中でも袖が長い民族衣装を身につけたチベット族を多く見かけるが、イスラム教徒の回族も多い。

村には2つのチベット仏教寺院があることから観光客にも知られ、夏は欧米人バックパッカーなどで賑わう。一時期大きな勢力を持ったこれらの仏教寺院は、現在すっかり落ち着いて静かだ。しかし旧暦1月13日に行われるタンカ(チベット仏画)の開帳式では、小さいこの村にかつてのような宗教的な活気がよみがえる。

郎木寺はとてものどかで穏やかな気持ちになれる場所。季節がよければ寺院だけでなく、ここから乗馬ツアーに参加したりハイキングに出かけたりして、雄大な周囲の自然を堪能したい。

<中国・珠玉の景観>シリーズでは、これからも中国の人と歴史、自然が作り出した美しい名所の写真を、説明つきでお届けしていく。

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