不眠に悩む人の増加で睡眠産業が急拡大、市場規模1.5兆円―中国

Record China    2011年4月22日(金) 13時39分

拡大

21日、中国では不眠症や安眠できない人の増加で快眠・安眠産業が飛躍的な発展を遂げているが、一方でこれらの商品に対するクレームも大幅に増加している。写真は安徽省淮北市の街頭でうたた寝する人々。

(1 / 4 枚)

2011年4月21日、中国では不眠症や安眠できない人の増加で快眠・安眠産業が飛躍的な発展を遂げているが、一方でこれらの商品に対するクレームも大幅に増加している。中国新聞社が伝えた。

その他の写真

中国睡眠研究会が行った調査では、中国では成人の不眠率は38.2%で、そのうち高齢者に限ると60%が不眠に悩んでいる。また、今年3月に求是雑誌社中国全面小康研究センターと清華大学メディア調査実験室が中国14都市を対象に行った調査によると、回答者の83.9%が「なかなか眠りにつけない」「安眠できない」「夢をよく見る」など、睡眠に対して何らかの不安や不満を持っていることが分かった。

一方で、不眠に悩む多くの市民を対象とした快眠・安眠産業はすでに巨大な市場を形成している。市場範囲は、枕やマットレスなどの一般用品から、睡眠薬や睡眠導入器までと幅広い。「2011年中国睡眠改善市場研究予測レポート」によると、中国の同産業の市場規模は1200億元(約1兆5120億円)にも達している。

市場の拡大に伴い、消費者からのクレームも急増している。2010年第1四半期(1−3月)の健康関連商品に関するクレーム件数は前年同期比42.1%増を記録した。うち、睡眠関連グッズのクレームが全体の90%以上を占めた。(翻訳・編集/HA)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携