永遠の新郎・唐雪竜さん逝く…2人の愛の軌跡(上)―北京市

Record China    2007年1月16日(火) 15時46分

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唐雪竜さんと常超さんの出会いから約1年。結婚と同時に入院、昏睡状態に陥っていた唐さんが、新婚生活の幸せをかみしめることもなく亡くなった。これまで彼を全力で助け、その回復を祈っていた妻の常超さんの姿が痛々しい。

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2007年1月15日の朝7時、北京市の八宝山人民公墓で、唐雪竜(タンシュエロン)さんの告別式がしめやかにとり行われた。唐さんは昨年9月8日に昏睡状態に陥り、1月9日の朝8時に眠ったまま亡くなった。30歳の若い命を散らせた彼のために、墓前ではたくさんの人が悲しみにくれていた。中でもその嘆きが最も深かったのは、昨年の夏彼と結婚したばかりの新妻・常超(チャンチャオ)さんだった。

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レコードチャイナは昨年12月、この2人の出会いから結婚、闘病生活までを、「中国13億人を感動させたラブストーリー 病を超えた愛の奇跡」として紹介した。出会いから1年、結婚からたったの5か月。今回唐さんの死という悲しい結末を迎え、改めて2人のたどった短いけれど濃密な時を振り返ってみたい。

唐雪竜さんと常超さんは2006年1月、インターネットのお見合いサイトを通じて知り合った。唐雪竜(タンシュエロン)さんは北京市に住む会社員。大学卒業後に23歳で計理士の資格を取得、仕事に励んでいたが、26歳の時に目の後ろに腫瘍が見つかり、右目の視力を失った。

一方、北京市郊外に住む常超(チャンチャオ)さんは26歳。母親に女手1つで育てられ、思いやりのある優しい女性に成長した。母親は娘が1日も早く結婚して、幸せな家庭を築いてくれることを願っていた。

2006年2月10日は、2人にとって忘れられない日となった。メールだけで親交を深め合っていた2人が、この日初めて顔を合わせたのだ。彼らは三元橋(サンユエンチャオ)にあるレストラン前のバス停で待ち合わせた。常さんは唐さんに、会う以前から運命を感じていたという。お互いに好感を持ち、楽しい時を過ごした2人。この時から彼らは、急速に親しくなっていった。

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